岡山県岡山市中区の児童養護施設の社会福祉法人 備作恵済会 若松園です。

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若松園園歌

若松園 園歌

 

         若松園 園歌

 

           作詞:有本 芳水   作曲:則武 昭彦

            1.

             のぼる朝日に 旗あげて

             みんなでみんなで 肩くんで

             元気に歌を 歌いましょう

             たのしいたのしい 若松園

 

            2.

             空にかがやく 金の星

             お庭に咲いた 赤い花

             あれは父さん 母さんよ

             うれしいうれしい 若松園

            3.

             愛の花輪に まもられて

             昨日も今日も 又明日も

             手に手をとって 学びましょう

             しげれよしげれよ 若松園

 

 

 
   有本 芳水(ありもと ほうすい)

有本芳水 氏
 

 

 有本芳水(1886~1976年)

  明治19年、姫路市で生まれ、岡山市の旧制関西中学(現 関西

 高)で学び、早稲田大に進学。石川啄木、北原白秋、若山牧水と

 親交を深めた。卒業後、実業之日本社に入り、雑誌「日本少年」

 に詩を書いた。

  詩には親しかった画家竹久夢二が挿絵を描き、大正時代の少年

 少女の心をつかんだ。「芳水詩集」となって出版されるとベスト

 セラーになった。

  岡山市にある「後楽園」正門に近い外苑の一角に、有本芳水の

 詩が刻まれた碑がある。芳水氏は明治のころ、岡山市野田屋町に

 あった旧制関西中学に森下町のおばの家から通っていた。

  「あの詩は通学途中、後楽園の芝生に寝転び、森陰に消えてゆ

 く小鳥の群れを見た中学時代の思い出を詠んだ」と語っている。

           (平成12年2月1日 山陽新聞記事より)

 

      小鳥よ小鳥うらやまし

      うまれ故郷の恋しさに

      小とりとなりて春の日を

      声はりあげてうたひたや

       【後楽園の碑に刻まれた芳水氏の詩『小とりよ』